血液は心臓から送りだされ、体のさまざまな器官を巡って再び心臓へと戻ってきています。その通り道が血管であり、栄養や酸素たっぷりの血液が入っている往路が動脈、それを体のすみずみにまで届けるのが毛細血管。さらに血液は毛細血管のなかで使用済みの二酸化炭素や老廃物を回収し、心臓まで静脈を通って帰ってくるわけです。
さて、この体中の血管を全て繋ぐと一体どのくらいの長さになるのでしょう?答えは大人で約9万キロメートルもあるのです。地球を2周以上するほどの長さです。ただし、この長い道のりをずっと同じ調子で流れていくわけではありません。ポンプが収縮すると、まず動脈に勢いよく血液が送り込まれるわけですが、このときの血圧を100とすると毛細血管に達するころにはその半分以下。スピードにしてみると、大動脈では1秒間に20センチ進みますが、毛細血管では約1ミリ程度だそうです。そして静脈を通るころには、より流れが緩やかに。ですから静脈の中には弁がついていて、逆流しないようになっています。
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