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ホルモンアンバランスタイプ
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▼女性ホルモン

生まれてから10才ごろまでの子どもは髪型と服装しだいで、個人差があるとはいえ、男の子にも女の子にも見えるものです。しかし、ある時期が来ると子どもたちは見違えるように男らしく女らしくなっていきます。その時がいわゆる思春期であり、そういう体の変化をもたらしているのが性ホルモンです。

男性の場合は、男性ホルモンが思春期に活発につくられるようになり、いろいろな体の変化をもたらし成年してピークを迎えた後、その分泌量はだんだんとゆるやかに減少します。 しかし、女性の場合は女性ホルモンが盛んに分泌されて思春期を迎えるまでは同じですが、初潮を迎えて以降、さらに妊娠・出産・更年期と、かなり女性ホルモンのバランスの変化が大きい一生です。 実際、この女性ホルモンの大きな節目を境にして、すっかり体質が変わってしまったという人も多くいます。子どもの頃は文字通り「風の子」だったのに、思春期を迎えたら冷え症になってしまったという人も少なくありません。

さらに、毎月訪れる月経の影響もあります。血液が失われて貧血になりやすく、その結果、手足が冷えるというのがひとつ。 そして、もっとも大きな影響は月経の起こる仕組みそのものにあります。女性の体は、25〜30日の周期で、変化が繰り返されています。卵巣では卵を育てて排卵し、子宮では赤ちゃんのためのベッドづくりをするのです。そして、受精しなければベッドは取り壊しとなり、月経になるわけです。 この一連のサイクルを「性周期」といい、脳とさまざまな女性器の各パーツが調和することで成り立っています。そして、これをコントロールしているのが、脳の視床下部ー下垂体系といわれる、中枢部分です。 この脳の中枢部分では、自律神経のバランスも指揮しています。ですから、刻々と変わるホルモンバランスが自律神経のバランスにも影響してしまうのです。おそらく、男性よりも女性に圧倒的に冷え症が多いのはそのせいであろうと考えられています。
▼ もっともバランスが悪い更年期
思春期に始まった月経が終わるとき、いわゆる閉経に近づいていく数年が更年期です。そして、この更年期には「更年期障害」といわれている、さまざまな不快な症状(不定愁訴)が起こります。 その原因が、ホルモンバランスの崩れによる自律神経の不調。つまりホルモンの指揮者である中枢部分がいくら卵巣に指示を出しても、機能的に衰えた卵巣が期待に応えられないために、中枢部分までおかしくなってしまうわけです。その代表的な症状のひとつが「冷えのぼせ」。読んで字のごとく、手足や腰は冷えてスースーするのに、頭のほうはポーッとするという状態です。この「冷えのぼせ」に限らず、更年期特有の症状は、やがて閉経を迎えれば治まるので心配はありません。 しかし、現在はホルモン補充療法などで、この不快な症状を軽減することもできますので、一度、婦人科の医師に相談してみてはいかがでしょうか?

更年期の不定愁訴をより悪くするものに、心のバランスもあります。子どもの受験、巣立ち、親の終末を看取るというような、人生の大きな節目にはストレスも大きいことでしょう。 また閉経という、女性の「子どもを産む」という仕事の終わりを、ちょっぴり悲しむ気持ちもあるでしょう。 しかし、人生はまだまだこれからです。ちょっと調子が悪いからといって家にこもらず積極的に外へ出れば、悩みを語り合える友達に出会う機会も得られるというもの。自分らしく生きていくためにも、これからを前向きにとらえる気持ちが更年期の症状を軽減する妙薬なのかもしれません。
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